仮想通貨取引を始めて、後々「最初にいってよ。」と言いたくなる注意点がいくつかあります。なので、知っておくべきポイントを抑えつつ、仮想通貨の始め方やどの取引所を利用すればいいのかを解説し、取引までの手続き方法を段階的に説明していきます。
仮想通貨の始め方
まず初めに仮想通貨の取引所には大きく分けて「国内取引所」と「海外取引所」と2つあります。取り扱っているアルトコインは「海外取引所」の方が圧倒的に多く手数料が安いです。そのため「海外取引所」で取引するための手順を解説します。
▼以下のステップで準備を進めてください。
1.国内取引所の口座開設
2.海外取引所の口座開設
3.国内取引所へ日本円を入金
4.国内取引所でXRP(リップル)を購入
5.国内取引所から海外取引所へXRP(リップル)を送金
6.海外取引所でUSDT(テザー)を購入
7.海外取引所で取引したい仮想通貨をUSDT(テザー)で購入
◆どこの国内取引所を口座開設すべき?
直接「日本円」を入金できる大手の「海外取引所」は少ないので「国内取引所」を利用します。クレカで入金できる「海外取引所」もありますが手数料が高いので、急ぎの場合以外は「国内取引所」を利用すべきです。
そのため、基本的に国内取引所は
・「日本円の入金」
・「海外取引所へ送金」
を目的として利用します。
おすすめの国内取引所は「ビットバンク」と「GMOコイン」の2択です。
個人的には過去の事例からも欠点や問題が発生しておらず、信頼性が高いビットバンクを推奨します。
コスト面のみを重視する場合はGMOコインがおすすめです。
<ビットバンクの特徴>
・出金手数料が550円~770円かかります。
・取引手数料は「指値」(メーカー)であれば手数料が多くもらえます。
・「成行」(テイカー)だと手数料が「0.12%」かかります。(基本的に「指値」(メーカー)で取引すれば問題なし)
・海外取引所への送金手数料が安い「XRP(リップル)」を取扱ってます。
・今までの欠点や問題がなく信頼性が高い取引所。(ハッキング、アカウント凍結やメンテナンスが長引くなどの事例がない)
<GMOコインの特徴>
・取引手数料が安くて出金手数料が無料です。
・全体的なコスト面だと一番優秀な取引所です。
・海外取引所への送金手数料が安い「XRP(リップル)」を取扱ってます。
・契約違反や何かしらの条件に反すると「アカウント凍結する」という事例がいくつかあったようです。仮にアカウント凍結された際に大量にポジション保有していた場合を考えると、とても面倒なことになりそうです。
注意点として、基本的にどこの国内取引所でも「販売所」でアルトコインを購入すると手数料率がとても高いです。「販売所」で購入するメリットは一切ありません。必ず「取引所」(板取引)で購入してください。
国内取引所の口座開設が完了したら日本円を入金しましょう。ここまで出来たら次は送金先となる海外取引所の口座開設をしましょう。
◆ビットバンク口座開設手順
1.アプリをインストール(ビットバンク以外の取引所も似たような設定手順です)
・アプリストアでbitbankを検索すれば出てきます。
2.会員登録
・アプリ起動したら新規登録の設定を進めてください。「メールアドレス」、「パスワード」などを設定します。
3.本人確認(KYC)
・本人確認では免許証かマイナンバーカードが必要になります。事前に準備しておきましょう。
4.2段階認証
・メニューから設定画面へ遷移すると「2段階認証」の設定ができます。
・グーグル認証システムをインストールして、「ビットバンク」専用の2段階認証するためのワンタイムパスワードを発行できるようになります。
▼注意点:グーグル認証システムの2段階認証には落とし穴があります。
・引継ぎやバックアップなどの機能は一切ない
・Googleにログインしても2段階認証アプリの設定情報を復元することは不可能
・そのため、端末の紛失、破損、機種変更、初期化などがあった場合はアウト
といったような仕様です。
▼そのためグーグル認証システムの対策としては以下いずれかの方法をおすすめします。
・2段階認証アプリ設定時の「QRコード」「アドレスキー」を保存しておく。
・事前に2台のスマホにグーグル認証システムをインストールしておき、同じ「QRコード」「アドレスキー」を設定する。2台とも同じワンタイムパスワードが発行されていることが確認できれば成功です。
対策をしていなければ、2段階認証アプリの情報を失った時点で再ログインは2度とできないことになりかねません。
◆どこの海外取引所の口座開設すべき?
おすすめの海外取引所は「バイナンス」と「BYBIT」です。2つとも開設しておくことをお勧めします。
・通貨購入するなら「バイナンス」、取扱い通貨が多く世界トップの取引所です。
・トレードツールとしては「BYBIT」がおすすめ。UI/UXが最高に良いです。
<バイナンスの特徴>
世界トップの取引所で信頼性があり、取り扱っている仮想通貨が多く取引手数料が安いです。世界最大規模の取引所バイナンスが発行するBNB(バイナンスコイン)があります。BNBはバイナンスの基軸通貨として広く使用されており、ローンチやコンバートで利用することで色々なメリットがあります。
▼主な特徴は以下の通りです。
・取扱通貨が最も多い取引所。
・取引手数料が安い。
・高利率なセービング(預金)。
・NFTやIEO、ステーキングなどのサービスが豊富(高利率な新ステーキング)。
・新しいコインのファーミング。
・クレカでの購入も可能。
・ローンチ:BNB、BUSD、LUNA。
・最大レバレッジが20倍。
<BYBITの特徴>
仮想通貨取引所の取引高ランキングで世界2位を記録する新鋭の大手取引所ですが、ユーザ数を一気に伸ばしトレードバトルなどを開催したりと今とても勢いのある取引所です。「日本語表示」の対応しており、取引手数料の安さやレバレッジの高さ、セキュリティ面の強固さなど、ユーザーが取引所を利用する上で欲しい機能を網羅しています。
▼主な特徴は以下の通りです。
・取扱通貨は130種類以上。近年では取扱通貨の増加や現物取引に注力している。
・取引手数料が安くて、指値(Maker取引)の手数料率がマイナス(つまり手数料が貰える)。
・セキュリティに積極的に投資しており、安心して取引できる。
・現物取引とFX取引が可能。
・スマホ版のUI/UX評価が非常に高い。
・サーバーが非常に強くアプリ動作がスムーズ。
・日本語対応と日本円計算が可能。
・クレカでの購入も可能。
・ローンチ:BIT。
・多彩なボーナス・キャンペーンを実施。
・最大レバレッジが100倍(例:ビットコインやイーサリアム は100倍、リップルとイオス は25倍)
・レバレッジ取引で追証なし。
<ローンチパッド・ローンチプールとは何か?>
・ローンチパッドとは、特定の通貨やトークンを一定期間保有することで新しい通貨やトークンを購入する権利を貰えるという仕組みを指します。
・ローンチプールとは、特定の通貨やトークンを一定期間預けることで新しい仮想通貨を貰える仕組みを指します。実質的にはステーキングと同じような仕組みです。
◆バイナンス口座開設手順
1.バイナンス公式サイトのURLから口座開設します。
https://accounts.binance.com/ja/register?ref=RL5QFCSC
→このURLからアクセスして口座開設すれば10%手数料がキャッシュバックされます。
もしくは、ご自身でバイナンスの公式URLへアクセスし「紹介コード:RL5QFCSC」を入力して口座開設しても10%手数料がキャッシュバックされます。
<注意点>
インターネットで検索して登録する場合、フィッシング詐欺に注意してください。本物を真似て作成されたサイトにアクセスするとIDやパスワード、資産が盗まれてしまう可能性があります。
2.会員登録
・URLへアクセスしたら新規登録の設定を進めてください。「住居地」を日本で設定し、個人アカウントの設定で「メールアドレス」、「パスワード」などを設定します。「電話番号」の設定は日本の場合、「日本:+81」の後に「90-xxxx-xxxx」で入力ください。(先頭の0は入力不要です。)「名前」の入力時はミドルネームの入力欄がありますが入力不要です。
3.本人確認(KYC)
・本人確認では免許証かマイナンバーカードが必要になります。事前に準備しておきましょう。
・バイナンスから本人確認の承認がされると、登録したメールアドレスにメールが届きます。私の場合30分程度で承認されました。
・成功した場合はメール本文に「Successful」というメールが届きます。失敗した場合「Unsuccessful」という内容のメールが届きますので、再度、本人確認書類の提出が必要となります。英文のメールなので翻訳アプリなど使用すると良いです。
4.2段階認証
・バイナンスのホーム画面から「メールアドレス」、「パスワード」を入力しログインします。
・右上の人型のボタンをクリックし、リスト上の「セキュリティ」を選択します。
・「バイナンス/Google認証 (推奨)」から「2段階認証」の設定ができます。
◆BYBIT(バイビット)口座開設手順
1.BYBITの公式サイトにアクセスし、右上の「Sign up」ボタンをクリックします。
https://www.bybit.com/
2.メールアドレスやパスワード、国籍、通貨などの情報を入力します。利用規約とプライバシーポリシーに同意し、Captchaを入力して、「Sign up」ボタンをクリックします。
3.登録したメールアドレスに認証メールが送信されるので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化します。
4.アカウントにログインし、2段階認証を設定します。SMS認証かGoogle Authenticatorを選択し、認証コードを入力して「Submit」をクリックします。
5.KYC(Know Your Customer)プロセスを開始します。必要書類の提出や本人確認のための写真IDの提出が必要です。また、ビジネスアカウントを作成する場合は、ビジネス情報の提供が必要です。
6.KYCが承認されると、アカウントの利用が可能になります。
※注意点として、KYCプロセスには数日かかる場合があるため、余裕を持って口座開設を行うことが望ましいです。また、KYCプロセスに必要な書類や情報は、BYBITの公式サイトで詳細に確認してから提出するようにしましょう。
◆仮想通貨の特徴
1.分散型
仮想通貨は分散型の技術であるブロックチェーン技術を利用しています。中央集権的な金融システムに比べ、取引や管理が分散されるため、システムに対する攻撃に強く、改ざんが困難です。
2.24時間取引可能
仮想通貨市場は24時間取引が可能であり、国境を越えたリアルタイムな取引が可能です。
3.匿名性
仮想通貨の多くは匿名性があります。取引履歴や所持状況を公開する必要がなく、プライバシーが保護されます。
4.流動性が高い
仮想通貨は世界中で取引が行われており、そのため市場の流動性が非常に高いとされています。
5.価格変動が激しい
仮想通貨市場はまだ発展途上であり、株式やFXに比べて価格変動が大きいことが特徴の一つです。そのため、高いリターンを狙える一方で、損失も大きくなる可能性があることに注意が必要です。
6.自己管理
仮想通貨を保有することは自己管理が必要です。ネットワークの障害やハッキング被害、個人の管理不足などによって自分の資産を失うことがあるため、セキュリティ対策や自己管理についてしっかりと考える必要があります。
◆仮想通貨取引の事前準備
1.仮想通貨についての知識を身につける
まずは、仮想通貨について十分な知識を身につけることが重要です。仮想通貨の仕組みや取引の方法、リスクなどについて理解しておくことが必要です。書籍やインターネットなどから情報収集を行い、基礎知識を身につけましょう。
2.取引所の選定
次に、自分にとって適切な取引所を選定する必要があります。取引所には、手数料、取扱い通貨、セキュリティ対策など、様々な要素があります。自分が取引したい通貨を取り扱っている取引所や、セキュリティが高い取引所を選びましょう。
3.口座開設
取引所を選んだら、口座を開設します。必要書類や手続き、本人確認などが必要な場合があります。各取引所のサイトから、口座開設の手順を確認して進めましょう。
4.資金の準備
取引所での取引に必要な資金を用意します。通常は、銀行振込やクレジットカードなどで入金が可能です。ただし、取引所によっては入出金手数料が発生する場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。
5.セキュリティ対策の強化
取引所側でもセキュリティ対策を行っていますが、自分自身でもセキュリティ対策を強化する必要があります。パスワードの複雑化や2段階認証の設定、セキュリティソフトの導入などを行い、資産を守りましょう。
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